蝶ヶ岳・常念岳・槍ヶ岳を回る (2016.8.7-10)

ヒュッテ大槍からの槍ヶ岳
「ヒュッテ大槍と槍ヶ岳のモルゲンロート」

上高地・徳沢から蝶ヶ岳・常念岳・大天井岳と回り、槍ヶ岳から槍沢コースを上高地に戻る周回コースを歩いた。
今回は展望を楽しむのが目的なので、必ずしも各山の山頂を踏むことにはこだわっていなかったが、体力的にもその余裕はなかった。常念岳のみルート上、山頂を越えなければならなかったがこれが一番つらく感じた。
精神的にもっとつらかったのは最終日にカメラのトラブルでそれまで撮った写真データがアクセス不能になってしまったことだ。サブとしてもう一台のカメラは持参したものの、メイン機とは撮影対象を分けていただけで、このようなトラブルを想定した対策ではなかったのでわずかな写真しか残っていない。
したがって今回は日記風の山行記となってしまった。
(後日SDメモリのデータ回復ソフトにより、アクセス不能だった写真データがよみがえったので、写真追加)

第1日目(8月7日、日曜日)
上高地バスターミナルから歩いて約2時間のところにある徳沢園の右奥から登山道がスタートする。長塀(ながかべ)尾根の急な登りが3時間半ほど続くが、登山道はよく整備され鎖場などの危険箇所はなく登山初心者でも登れる、とのことだが至仏山以来ひと月のブランクと縦走の荷物の重さに身体がまだ慣れていないので中々の道のりだ。標高2,565mの長塀山山頂は展望こそないが、休憩場所にはちょうどよかった。
長塀山から傾斜の緩い稜線に沿って登ると、わずかに周辺は展望が開け右下には小さな水溜りが見えてくる。再び入った樹林帯が終わりハイマツ帯に入る直前に妖精ノ池が右手に見える。このあたりからお花畑が始まり、ハイマツ帯を登り切ると一気に展望が開け槍ヶ岳から繋がる穂高連峰が視界に飛び込んでくる。常念岳に通じる稜線の方角に、赤い屋根の蝶ヶ岳ヒュッテが見えてくる。蝶ヶ岳山頂は蝶ヶ岳ヒュッテの少し手前のところだが以前登ったことがあるので今回はそのまま小屋を目指す。徳沢園から約5時間、上高地から7時間の行程だ。
小屋の夕食は少量ずつで品数が多く、3千メートル級の山を登るとき初日は必ず軽い高山病に罹る僕でも食べやすく完食できた。

第2日目(8月8日、月曜日)
蝶ヶ岳から常念岳を経由して大天井岳までのルートを歩いた。 全体を通して難所は無いが、アップダウンの大きさと特に常念岳の登り降りは思いのほか体力を消耗した。
蝶ヶ岳ヒュッテの少し北にある方位盤のある高台で雲の切れ目からわずかに射す朝日を眺め、常念山脈縦走を始めた。
蝶ヶ岳ヒュッテと富士山・南アルプス
朝の蝶ヶ岳ヒュッテと背後には富士山と南アルプスが

蝶ヶ岳から蝶槍までの区間はほぼ平坦の広い稜線上のルートで、ここからは槍ヶ岳・穂高連峰の素晴らしい展望を満喫でき、さらに今回の山旅で初めてのライチョウ親子との遭遇。
早朝の槍・穂高連峰
早朝の槍・穂高連峰

槍・穂高連峰
早朝の槍・穂高連峰

早朝の前穂・乗鞍岳・笠ケ岳
早朝の前穂高岳・乗鞍岳・笠ケ岳

ライチョウ

(これを含めぜんぶで3回遭遇した) 急坂で有名な横尾へ下る道を左に見送ると直ぐにケルンの積まれた小ピーク(標高2,664m)があり、その先に先端の尖った蝶槍が確認できる。
蝶槍からの槍ヶ岳
蝶槍からの槍ヶ岳遠望

蝶槍は高さ10mほどの小ピークで、山頂には登らずに左側を巻く。 蝶槍から下るとコメツガの樹林帯の中に入り、登り返すと左手に小さな沼がある。 お花畑を登り上げ、ほどなくすると標高2,592mの小ピークに到着し、ここで弁当の朝食を摂る。小屋の朝食時間より早出ができるので、最近は朝食を小屋では食べず、弁当を頼むようにしている。(下は蝶ヶ岳ヒュッテの弁当の包み紙
蝶ヶ岳ヒュッテの弁当の包み紙

槍から大キレット
槍から大キレット

この小ピークからは常念岳が正面に大きく見え、草地を少し下り、登り返した所が標高2,512mの小ピークだ。 ここから見る常念岳は花崗岩の岩肌がハイマツの緑とよくマッチして美しく、常念山脈縦走のハイライトと言ってよい。
常念岳

ピークから一旦下って最低鞍部に立ち、標高差400メートルの常念岳への登りとなる。 大小さまざまな石の転がっている登山道を登り、ニセピークを三つ過ぎると山頂は間近。最後ジグザグに登れば常念岳山頂に到着。

常念岳から蝶ヶ岳を振り返る
常念岳から蝶ヶ岳を振り返る

常念岳山頂は狭く、雲も湧いてきて眺望も限られてきたので、すぐ常念小屋に向け下る。 これから向かう大天井岳ははるか彼方。 山頂から急斜面の岩場を下り、少し傾斜が緩くなったところに前常念岳分岐を示す指導標が立っている。以前三俣から登り、前常念岳を経てこの道標にたどり着くのに大変な苦労をしたことを思い出した。
下るに連れ、常念乗越の鞍部に建つ常念小屋の赤い屋根とキャンプ指定地に設営された色とりどりのテントが次第に大きくなり、その先にある横通岳の登山道をはっきり確認できるようになる。
大天井・槍ヶ岳方面
大天井・槍ヶ岳方面

常念小屋前にあるベンチで小休憩をし、朝の弁当の残りを温かいお茶とともに胃袋に無理やり流し込む。蝶ヶ岳を出て既に6時間半。この時点でかなり疲労困憊状態だった。菓子パンを食べて少し元気が出たので、横通岳に向けハイマツ帯を登り始める。 登山道は横通岳の西斜面を北西方向に伸び、遮る物が何もなく進行方向左手には梓川を隔てて槍ヶ岳・穂高岳がよく見え、しかも足元にはけなげに花を咲かせるコマクサなどの高山植物が次々と姿を現し、快適そのもの。常念岳の登り降りの直後だったので余計そう感じる。

アップダウンの少ない登山道をさらに進むと東大天井岳が見えてくる。 東大天井岳へは一旦下り、鞍部から登り返すのだが、ここでさっきの菓子パンの威力は尽き果て足が持ち上がらなくなり、パートナーの姿ははるか彼方に。 ちょうど逆方向から下ってくる10名ほどのグループの中の女性から「お連れの方はすごくお元気でしたよ」と声をかけられたが「そうなんですよね~」と苦笑いするしかなかった…
東大天井岳山頂直下は平坦地で槍ヶ岳方面の展望がよく休憩最適地だが、ひたすら先行者の後を追うことに。ここで自然保護のボランティアの若い女性にサルを見かけなかったか聞かれた。そういえばサルがライチョウのヒナを襲う事件が報道されたことを思い出した。 登山道はここで約90度右方向に進路を変え大天井岳方面に向け一直線上に伸びていく。

途中のビバーク用に積み上げられた石組を左に見送り、なだらかな坂を登り上げると大天井岳が見えてくる。 大天井岳の鞍部に建つ大天(だいてん)荘まで500mとの新しい道標が少し元気をくれた。小屋から10分ほどで標高2,921mの大天井岳山頂だが、そこまで登る気力はもう残っていなかった。蝶ヶ岳ヒュッテを出てから10時間半の行程だった。
この大天荘と常念小屋の間は今回と逆方向だが以前歩いたことがある。その時は天候が悪く展望が効かなかったこともあるが、もっと簡単な印象しか残っていなかった。

小屋の夕食は肉料理と魚料理が選べるシステムになっている。味はよかったが、バテ過ぎたせいでご飯がのどを通らない。みそ汁やのど越しの良いふろふき大根や卵豆腐、海藻の酢のもの以外、大半を残してしまった。部屋は6畳間に5人だったので荷物の置き場がないことを除けば狭いということはなかった。ここでも翌日の朝食は頼まず弁当(ちらし寿司だった)に。

第3日目(8月9日、火曜日)
燕岳から槍ヶ岳へ通じる登山道は表銀座またはアルプス銀座と呼ばれている。今回はこのうち喜作新道の大天井ヒュッテから西岳の鞍部にあるヒュッテ西岳を経て、今夜の宿泊先のヒュッテ大槍までのルートを初めて歩くことになる(燕岳から大天井岳までは以前歩いている)。前半は稜線上を歩く所やトラバース気味に進む所があるが概ねアップダウンが少なく、特に難所はない。
大天荘を出発して大天井ヒュッテまではほぼ下りだがザレ場も多くやや時間を要した。
牛首展望台と大天井ヒュッテ
牛首展望台と大天井ヒュッテ

大天井ヒュッテ前からは稜線の左側をトラバース気味に進む。谷側の斜度は緩く、草付きとなっていて難所は無く穏やかな登山道を進む。
ビックリ平(標高2,549m)で稜線に上がると左右の展望が開け、右手には東鎌尾根から伸びる槍ヶ岳、左手には常念岳が梓川の上流、ニノ俣谷を隔てて聳えている。ただ槍ヶ岳の山頂は雲に覆われ、この日はついに穂先を眺めることはかなわなかった。

ビックリ平からはコマクサの群生する広い稜線上のザレ場を進み、いくつかの小さなピークを越えると赤岩岳山頂に至る。赤岩岳と名前が付いているが、明瞭な山頂と言うわけではない。
赤岩岳から一旦下り、やせ尾根を登り返し、このルート唯一の鎖場を登り上げると小ピークに立ち、西岳方面の展望が一気に開ける。登山道が西岳の東斜面をトラバースするようにヒュッテ西岳まで伸びているのが見えてくる。ヒュッテ西岳が大きく見えてくると、その先に穂高岳の急峻な峰々の大パノラマが展開する。
前穂・奥穂とヒュッテ西岳
前穂・奥穂とヒュッテ西岳

西岳(2,758m)に登る分岐を右に見送り、少し歩くとヒュッテ西岳に到着。ここで弁当を食べる。まだ食欲はなく無理して胃に収める。

ヒュッテ西岳からは東鎌尾根登山コースとなり、今回の山旅のハイライトの行程となる。 西岳の西側を巻くように下って行くと短い梯子が出てきて、ここから斜度は一気に増して難易度が上がる。
水俣乗越への下り1
水俣乗越への下り

丸太の階段を下りた所からトラバース気味の斜面に鎖が設置されている。 このトラバースの鎖場は足場がしっかりしていて高度感はさほどない。次に傾斜のきつい10mほどの鉄梯子を下り、ザレた斜面に架けられた鎖を使って下降するところまでが比較的難所と言ってよい 。

やせ尾根を下り、登り返したところは右側が鋭く切れ落ちていてやや高度感がある所で、崖沿いに3メートルほどの丸太の梯子が架けられている。
その後しばらく穏やかな稜線上の下りが続き、登山道がザレた斜面になる辺りから傾斜がきつくなり、
これを下り切り、左から巻く様にトラバースするところの鎖場を通過すると、下方に水俣乗越が見えてくる。

水俣乗越は東鎌尾根の最底鞍部の平坦地にあり、槍沢ルートの大曲で分岐した登山道が合流する所。又、北側の天上沢に下る踏み跡があり、バリエーションルートの北鎌尾根へ取り付くためのアプローチとして使われている場所だそうだ。

ここから東鎌尾根の登りがスタートする。 稜線沿いの登山道からは、天に突き刺すように聳える槍ヶ岳が大変美しく見えるはずだがこの日は雲に覆われて姿は見えない。
東鎌尾根への取りつき
東鎌尾根への取りつき

喜作新道から槍ヶ岳(穂先は雲の中)
喜作新道から槍ヶ岳(穂先は雲の中)

途中、ハイマツ帯の中にある丸太梯子が連続する所があるが、傾斜は緩く、高度感はさほどない。が、木製の丸太のため雨天時にはスリップに注意が必要だ。
東鎌尾根の梯子の連続
東鎌尾根の梯子の連続

次に3連で掛けられたほぼ垂直な鉄梯子を降りる。梯子を降り切った所の両脇は共に切れ落ちた痩せ尾根で、「窓」と呼ばれる場所。梯子の取り付きに立ち、下を見下ろすと高度感たっぷりで緊張をしいられる。ここが東鎌尾根の核心部と言われている。
※ 「窓」の名前が付いたのは、燕岳から見ると格子窓の様に雪渓が残るからだそうで、 又、ここの鉄梯子は1998年夏の長野・岐阜県境群発地震によって北側を巻いていた登山道が崩壊してしまい、新ルートとして稜線通しに整備されたものだそうだ。
東鎌尾根の核心部

核心部を過ぎると、比較的なだらかな稜線歩きがしばらく続く。 丸太梯子を登るとすぐにやや高度感のある鉄梯子が、また再び丸太の梯子が続いた後、「ヒュッテ大槍まであと40分」と書かれた手書きの看板を目にする所が第3展望台、とのことだが全く気が付かなかった。そのため、そこから2つの小ピークを乗り越えた所にヒュッテ大槍が現れた時には拍子抜けした感じだった。
今日の中身の濃い7時間半の行程の終わりだった。
小屋のフロントに備え付けられた「ドリンクバー」の5種の飲み物のうち、アールグレイ紅茶、ミルクココア、ロイヤルミルクティーを選び、立て続けに3杯飲み終えたころにはだいぶ元気が出てきた。寝床は蚕棚方式だが真ん中のロールアップカーテンを引き下げることで個室のように利用でき、各棚には携帯電話の充電用のコンセントが設置され、その脇には充電中、携帯電話やスマホを置くかわいいバスケットも。そしてWiFiも使用できる。そのほかにも各所にきめ細かい配慮が感じられ、評判が良いのが納得できる。夕食の味も良かったが添えられたグラスワインがさらに食欲をそそらせ、最終日の宿として最適なところだった。

第4日目(8月10日、水曜日)
小屋を出てすぐ目の前のあちこちで日の出を見ることができ、しかも振り返れば槍ヶ岳のモルゲンロートの美しさを同時に間近で見ることができたとき、この小屋の立地の良さを改めて実感した。槍ヶ岳の近くにはほかにも山小屋は複数あるが、ロケーションの良さという点でもここが最高だ。
ヒュッテ大槍からのご来光
ヒュッテ大槍からのご来光

常念岳と雲海
ヒュッテ大槍から見た常念岳と雲海

槍ヶ岳の山頂直下まではここから40分で行けるが、そこから山頂までが梯子をいくつか登らねばならずしかも大勢の登山客で渋滞するのでそれだけで往復1時間は覚悟しなくてはならない。10年以上昔だが山頂には一度登っているので今回はパスし、上高地への最短ルートを下ることにした。
このルートは槍ヶ岳の最もポピュラーなコースで、通常2日間かけてゆっくりと高度を上げていくので歩行行程は長いものの、初心者でも難なく到着することは可能とのこと。そこを僕は今回初めて、しかも下山ルートとして利用するのだ。(厳密にいうと途中の天狗原分岐から下は以前通ったことがある。)
槍ヶ岳を目指すルートと殺生ヒュッテへ向かう道とこの上高地に下るルートが分かれていて、殺生カールの中に刻まれたガレ場をジグザグに下る。
播隆上人や日本アルプスの父と言われるウォルター・ウェストン等も使用したとされる自然の岩屋・坊主ノ岩小舎がある場所で槍ヶ岳山荘からの下山ルートと合流する。
殺生カールと槍ヶ岳
殺生カールと槍ヶ岳

グリーンバンド付近
グリーンバンド付近のトリカブト

グリーンバンドとも呼ばれる大槍モレーンを覆うハイマツの中をジグザグに下り、天狗原分岐の少し上の水場で休憩。右手に槍ヶ岳から穂高連峰に通じる稜線上の山々(大喰岳・中岳)を見ながらさらに下ると、大きい岩稜のツバメ岩や氷河で削り取られたスプーン状の窪地の末端に出来る槍沢モレーンも確認出来る。やがて天狗原分岐に到達。ここから下は以前通ったことがある道だ。
左にカーブして途中「大曲」で東鎌尾根の最低鞍部にある水俣乗越に登り上げる分岐に至る。ここから途中ババ平のキャンプ場を経て槍沢ロッジで朝食休憩。槍沢ロッジ横のヘリポートには槍の穂先に向けた双眼鏡が設置されていて、山頂に立つ登山者の姿が確認できる。さらに横尾山荘でラーメン。そして徳澤園ではソフトクリームとすっかり地上生活に戻った(?)感じであとはひたすら上高地バスターミナルを目指す。
ターミナルでは沢渡に帰る客が長蛇の列をなしていたがシャトルバスが切れ目なくやってきており待ち時間はほとんどなかった。
最終日のこの日は8時間半の行程だった。

下山後の入浴は今回初めて「安曇野みさと温泉 ファインビュー室山」を利用。沢渡からはやや遠いが施設は良く、リーズナブルな料金で利用できた。

■コース概要とコースタイム
第1日目(8月7日、日曜日)
上高地バスターミナル6:30~徳澤園8:20/8:40~蝶ヶ岳ヒュッテ13:35
 行動時間 7時間
第2日目(8月8日、月曜日)
蝶ヶ岳ヒュッテ5:00~常念岳10:00~常念小屋11:20/11:40~東天井岳分岐14:00~大天荘15:30 
 行動時間 10.5時間

第3日目(8月9日、火曜日)
大天荘5:00~大天井ヒュッテ6:00~ヒュッテ西岳8:30/9:00~水俣乗越9:40/10:00~ヒュッテ大槍12:30
 行動時間 7.5時間

第4日目(8月10日、水曜日)
ヒュッテ大槍6:10~天狗原分岐7:35~水俣乗越8:25/8:35~槍沢ロッジ9:25/9:50~横尾山荘11:10/11:55~
徳澤園12:45/13:10~明神館13:50~上高地バスターミナル14:40
 行動時間 8.5時間

ルート図_02

■参考
今回はビデオカメラを持参していかなかったのだが、表銀座コースの同じ部分を歩いている方のYouTube動画を見つけたので
リンクさせていただく。(やはり動画は臨場感が違う!)

北アルプス表銀座を歩く3 喜作新道 (大天荘からヒュッテ西岳まで)

北アルプス表銀座を歩く4 東鎌尾根(ヒュッテ西岳から槍ヶ岳山荘まで)



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