八ヶ岳 天狗岳と蓼科山(2016.8.25~26)

東天狗岳山頂から西天狗岳山頂方面
「東天狗岳山頂から西天狗岳山頂方面を望む」

天気の安定しない日が続き、前回の山行から二週間も経ってしまった。あまりの暑さにこもりがちになって身体だけではなく精神的にも良くない。手軽に行けてしかも涼しい場所ということで以前にも何度か訪れたことがある北八ヶ岳の天狗岳と蓼科山を登ることにした。

麦草峠を起点に天狗岳に登る。同じコースで前回登ったのは2003年9月15日のこと。13年ほど前なのでほとんど記憶は残っていない。ただしんどかったことだけは記憶にある。ということで、今回は山小屋に一泊することに。
【なお、天狗岳を別なルートで日帰りした(2014.7.12)ことはあり、さすがにその記憶は残っている。】

ところがそれでは二日目の下山後の時間がもったいない。ということで、下山後、車を移動し蓼科山も登ることに。この山も2003年8月10日に登っている
この時もなかなか大変だった様子なので(記憶は薄れているが)、あえて(笑)最も優しいであろうコースを設定。

第一日目(25日)
4時に我が家を出発。保土ヶ谷バイパスも渋滞することなく、相模原ICから圏央道・中央道と順調に進み、麦草峠には8時に到着。
さすが標高2,127mだ。気温も16度と、とても涼しい。白駒の池までは登山客ばかりでなく一般の観光客も多い。この周辺は原生林の足元が各種の苔で覆われている。八ヶ岳全域で485種もの苔が確認されているという話も納得がいく。黒曜の森と称されていて、黒曜石がたくさんあるようだが私たちでは見つけられなったことも確か。

黒曜の森にて
黒曜の森にて

白駒の池入口有料駐車場を過ぎると一帯は白駒の森となる。見ごたえのある原生林がしばらく続く。白駒の池のほとりで撮影を終えて歩き始めたところパートナーの姿が見えない。いつものように先に行っただけと最初は考えたが、行けども行けども姿が見えない。池をほぼ一周しても見つからず、先に行ったものと判断。当初の計画では、一日目はにゅうを経由して黒百合平に建つ黒百合ヒュッテで一泊することになっているのだが、一方以前天狗岳を登った時は高見石小屋を経由しているのでそちらのコースを取っている可能性もある。途中小屋があるだけ、高見石(高見石小屋)のほうが追いつく可能性が高いと推定し、高見石に向かう。

その後中山からの下りで追いつくことができたのだが、空腹のまま急いだので、姿を見て安心したとたん疲れがどっと出てしまった。(笑)そのまま先に歩みを進め、黒百合ヒュッテで遅めの昼食を摂った。天狗岳の山頂付近は雲(ガス)で覆われてしまっていたので明朝登ることも考えたが、食後少し休んでいたら山頂部分の雲が薄れ、時折その姿を現すようになってきたので、途中まででもいいから…程度の軽い気持ちで小屋の目の前の大岩のゴロゴロした登り路を行き、結局そのまま山頂まで行ってしまった。

黒百合ヒュッテと縞枯れた中山
黒百合ヒュッテと縞枯れた中山

天狗の奥庭からの東天狗岳
天狗の奥庭からの東天狗岳

天狗の奥庭
天狗の奥庭

東天狗岳山頂から白砂新道を望む
東天狗岳山頂から白砂新道を望む

東天狗岳山頂から白砂新道に向けて下る登山者
東天狗岳山頂から白砂新道に向けて下る登山者

小屋では二階の大部屋に布団が敷かれてあり(16時半に場所の割り当てがある)、もっぱら寝場所として使用するため、ザックは一階の荷物置き場に置く方式。食堂も長い座卓に向かい合わせに座る。椅子はない。特筆すべきはトイレ。バイオ方式だがタンク式の水洗。紙をくず入れに投入する以外は自宅のトイレと変わらない使い勝手だ。

この日SMAP×SMAP(スマスマ)の撮影があり、9/12(月)に放送されるそうだ。後日、小屋のブログで知った。

第二日目(26日)
下山コースはにゅうを経由するルートで麦草峠に向かう。小屋は窪地に建っているので、ご来光を小屋の周りで楽しむことは叶わない。出発後見晴台で朝日に輝く天狗岳や東の方向のきれいな雲海を望むことができた。

翌朝の天狗岳
翌朝の天狗岳(中央が東天狗岳。右は西天狗岳)

見晴台から雲海を眺める
見晴台から雲海を眺める

にゅうから眺める天狗岳(手前が東天狗岳)
にゅうから眺める天狗岳(手前が東天狗岳)
にゅうからは進行方向、眼下の白駒の池と振り返っての天狗岳がよく見える。
そこからしばらく下ると、にゅうの森に入るが、白駒コメツガの樹林と林床の苔の絨毯が美しい。

にゅうの森にて1
にゅうの森にて1

にゅうの森にて2
にゅうの森にて2

にゅうの森にて3
にゅうの森にて3

にゅうの森にて4
にゅうの森にて4

麦草峠駐車場に戻ってすぐ次の蓼科山登山口の大河原峠に移動。1時間半のドライブ。
蓼科山の登山コースは複数あるが、2003年の時とは異なる(時間も短く傾斜も緩やかでずっと易しい)コースを選んだ。
既に雲がわいてくる時間帯に差し掛かってはいるが、予想通り山頂から眺める美ヶ原には雲がかかっていた。

蓼科山山頂から美ヶ原方面
蓼科山山頂から美ヶ原方面

蓼科山からの眺望が楽しめなかったのは残念だったが、天狗岳も含め大きな岩石をまたぎながらの山歩きと独特の雰囲気の苔の森の散策に、そして何より地上より10度は確実に涼しい場所で過ごせたのには大満足だ。


■コース概要とコースタイム

・天狗岳
1-天狗岳 周回_01-001

・蓼科山
1-蓼科山 大河原峠ピストン_02-001

第一日目(25日)
麦草峠駐車場8:20~白駒池駐車場分岐8:50~白駒池入口9:15~青苔荘9:25~(はぐれて探す)~白駒荘10:20~高見石10:50/10:55~中山展望台12:00~中山山頂12:05~にゅう分岐~見晴台12:30~中山峠12:35~黒百合ヒュッテ12:40/14:15(小屋で昼食・休憩)~天狗の奥庭14:40~天狗の奥庭上14:55~東天狗岳分岐15:15~東天狗岳山頂15:30/15:35~東天狗岳分岐15:45~中山峠16:25~黒百合ヒュッテ16:30
行動時間 6時間半(小屋での昼食・休憩時間は除く)

第二日目(26日)
・黒百合ヒュッテ5:25~にゅう分岐5:45~にゅう6:45~稲子湯分岐7:15~白駒湿原7:45~白駒池南岸7:55~白駒荘8:10/8:25(朝食)~麦草峠駐車場9:10(大河原峠へ車で移動)
行動時間 3時間半

・大河原峠10:45~赤谷分岐11:45~将軍平(蓼科山荘)11:55/12:05(ザックを小屋前にデポ)~蓼科山頂ヒュッテ12:35/13:00(山頂2531m周辺散策)~将軍平(蓼科山荘)13:25/13:40(昼食)~赤谷分岐13:50~大河原峠14:45
行動時間 4時間

■下山後の入浴
白樺湖温泉「すずらんの湯」(入浴料700円ただしWeb割引券あり600円になる)



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