期待の大展望は…八ヶ岳主峰の赤岳 (2017.9~10)

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「赤岳山頂より赤岳天望荘目指して下降する」

7月の北岳登山以後、3回の山行計画がいずれも天候不安定のため、中止になってしまい、最後の夏山登山を八ヶ岳の赤岳に決めた。

八ヶ岳は首都圏からのアクセスが良く、特に主峰の赤岳を中心とする南八ヶ岳はアルペンムードが存分に楽しめることで人気の山だ。今回はその赤岳への登山ルートでも「お勧めコース」の一つと言われる真教寺尾根を登り、山頂を越えて中腹の八ヶ岳天望荘に泊まり、翌日は小屋に荷物を置いて横岳まで往復し、北八ヶ岳方面の展望も楽しんだ後、小屋に戻り県界尾根(大門沢をはさんで真教寺尾根と並行に清里方面に延びる尾根)を下って車の置いてある清里スキー場に戻るルートを歩いた。

初日のコースは以前にも歩いたことがあり、その時(2011年10月)は「美しの森ファームたかね荘」駐車場に車を置いて歩き始めたのだが、今回は清里スキー場の夏山リフトを利用、歩行時間にして1時間強の節約ができた。

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この岩壁が八ヶ岳の一般登山道では最大の難所と言われているところ(腹が減っては…と、この直前の場所で昼食にした)。斜度は70度程度。一つ一つの岩が大きく一枚岩のようになっているため足掛かり、手掛かりが少ない。

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次は30m位の鎖場

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ここを登り切ったところまでが核心部

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真教寺尾根と天狗尾根(キレット縦走路)との分岐から梯子を登る

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山頂までもう少し。左から登ってくる文三郎道からのルートとの合流点も見える。昼食を摂った場所から山頂までの間、気が抜けない(前回はもっと緊張したが)。

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阿弥陀岳へ延びる登山道にもたくさんの人

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赤岳山頂付近から今夜の宿の「赤岳天望荘」を見下ろす。ここから30分だ。

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この日は荷揚げのヘリコプターが何度も小屋の上にやってきた

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山小屋から明日登る横岳方向を眺める(横岳そのものはここからは見えない)

二日目の朝、ご来光を期待したが東の空は曇っていたのでやや変化のある朝焼けとなった。ザックは談話室に置かせてもらって、軽い朝食(最近は朝食は頼まず弁当にしてもらいそれを朝食に)のあと、横岳に向けて出発。朝霧が稜線の西側から昇ってきて時々それが途切れる瞬間だけ山頂が顔を出すといった陽気が8時半過ぎまで続いた。横岳までの道のりもなかなか険しく鎖や梯子もいくつかある。横岳の奥の硫黄岳、そして北八ヶ岳方面の眺望を期待して横岳山頂で朝霧の晴れるのを待ったが8時を過ぎても一向に晴れる気配がなく、寒くなってきたのを理由に戻ることにした。
(横岳からの展望は、希少種のツクモグサを初めてみた山行((2011.6.22)の時には楽しむことができた。)

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横岳までの道のりもなかなか険しく梯子や鎖場が多い

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時々朝霧が押し寄せてくることも

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横岳山頂はあともう少し

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霧の合間に北アルプス槍ヶ岳(中央付近)や穂高連峰(左のくぼみが大キレット)が顔を見せてくれた。

山小屋に戻るころには霧もすっかり消え展望は良くなったが横岳からの北の方角は手前の峰に阻まれもう見ることができない。もう30分横岳で我慢すれば…朝霧が発生していても9時ころになれば晴れることが多いのに、とパートナーが大いに悔しがっていた。何しろ、寒いと言って帰りを急がせたのは僕なのだから。

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霧が晴れるとともに、初めて富士山も姿を現した

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霧はすっかり晴れた

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赤岳頂上も顔を出した

小屋に戻って談話室で残りの弁当を食べ終わり、いよいよ下山開始。小屋の脇に県界尾根ルートへの近道、トラバース道が現れる。トラバースなのでらくちんと思っていたが幾筋もの急な枯れ沢を横切るので、梯子や桟道が出現する。そうはいっても15分程度の道のりなので赤岳山頂まで登って尾根を下ってくるのに比べれば極楽のようなものだ。この道を開いてくれた先人に感謝。

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下りの県界尾根ルートの核心部の鎖場。30mほどのスラブ状の急傾斜。浮石が多いので注意を要する。

駐車場からまっすぐ高速に乗った時すでに大月あたりからの渋滞情報が掲示されていた。結局昨日の朝(往き)より2時間以上余計にかかって我が家に到着。やはり週末の登山は避けるべきと反省。


■コース概要とコースタイム

・一日目
リフト山頂駅9:10~賽の河原9:15~天狗岩10:00~牛首山10:25~扇山10:45~六合目(?)11:45~核心部の開始点手前(昼食)12:35/13:00~真教尾根分岐(権現岳分岐)13:55~赤岳山頂14:15/14:25~赤岳天望荘15:05(泊)
行動時間 約6時間(食事休憩含む)

・二日目
赤岳天望荘(荷物を置いて)6:05~地蔵ノ頭6:10~二十三夜峰~三叉峰(杣添尾根分岐)7:20~横岳7:45/8:05~三叉峰~二十三夜峰9:15~~地蔵ノ頭~赤岳天望荘(弁当の朝食)9:30/10:10~巻き道分岐10:25~大天狗11:25~小天狗手前の展望地(昼食)12:05/12:20~小天狗(野辺山道分岐)12:25~県界尾根取付点(登山道入口)13:00~大門沢林道入口(カラマツロッジ前)13:30~清里サンメドウズハイランドパーク駐車場13:50
行動時間 約7時間半(食事休憩含む)

コースタイム&登山地図(実績)_01
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